こんにちは!今日も迷走しているのとちゃんです。
内容証明郵便、弁護士さんに頼らずとも遅れるってご存じですか?
私は婚姻費用の請求を内容証明郵便で夫に送りました。
その際、気を付けたルールやポイントについてまとめます。
内容証明郵便とは?
内容証明郵便とは、「いつ」「誰が」「誰に」「どういう内容の」郵便を送ったかを証明する郵便のことです。
内容証明郵便を出すと、相手に送った文書と全く同じものが自分の手元と郵便局に残すことが出来ます。
これにより相手が「そのような文書は受け取っていない」という言い逃れを行うことが出来なくなります。
私の場合は「〇月〇日に間違いなく婚姻費用の請求を行いました」と裁判所に主張を行うために送りました。
内容証明郵便は婚姻費用の請求の他に、不倫の慰謝料請求や養育費の請求等で送られることが多いです。
内容証明郵便はオンラインで送ることが出来る
内容証明郵便の送り方は大きく分けて2パターンあります。
手書きで書いて郵便局に持ち込むパターンと、パソコンで書いて電子内容証明というオンラインサービスを利用するパターンです。
この内、私がおすすめする送り方はパソコンで書いて電子内容証明というオンラインサービスを利用するパターンです。
手書きで内容証明郵便の文書を作成する場合、細かい字数のルールや、書き間違えた時の二重線と押印等の手間が発生します。
しかし、パソコンの場合はあらかじめWord文書の雛形が用意されているため、ルールを気にすることなく文書を作成することが出来ます。
利用料金についても、郵便局で出すよりも259円安く、1220円で送ることが出来ます。
パソコンを持っていてWord文書を編集できる環境にある人は、断然電子内容証明を使った方が便利です。
文書テンプレートを探そう
内容証明郵便を送る上でのルールや書き方については、雛形となるWord文書を使えば問題なく作成できます。
しかし、肝心の中身(私の場合は婚姻費用の請求書)の書き方については、改めてテンプレートを探さなければなりません。
「婚姻費用 請求書 テンプレート」等の検索ワードを使って探してみましょう。
ちなみに、私が実際に送った婚姻費用請求書の内容については後述しますので、参考にしてください。
相手の実家に送る場合
私の場合、夫は別居後の住所を知らせてくれませんでしたので、夫の実家に請求書を送ることになりました。
その際、「本人とは、現在連絡が取れない為、実家宛で通知させて頂きました」等の注意書きを文書の最後の方に入れていれば問題ありません。
宛名も「田中一郎様・花子様(相手のご両親の名前)方 田中次郎(相手の名前)様」という風にすれば大丈夫です。
私が送った実際の内容証明文書(婚姻費用請求書)
婚姻費用分担請求書
令和〇年〇月〇日
非通知人
〇〇県〇〇市〇〇〇〇1-2-3
田中 一郎様・花子様方 田中 次郎様
通知人
〇〇県〇〇市〇〇〇〇4-5-6
田中 のと
前略
私とあなたは婚姻関係にありますが、令和〇年〇月〇日から別居を開始し、私があなたとの間の子三郎も養育しています。あなたは、私に対して婚姻費用を支払う義務があり、その金額は月額〇〇万円が相当です。そこで、私はあなたに対し、本書をもって婚姻費用の支払いをご請求します。
今月から毎月末日限り、下記口座に金〇〇万円を振り込み送金する方法にて、お支払い下さい。
記
銀行名 :〇〇〇〇銀行
支店名 :〇〇支店
預金種別:普通預金
口座番号:1234567
口座名義:タナカ ノト
万一今月末を経過してもご入金を確認できない場合、家庭裁判所において、婚姻費用分担調停を申し立てますので、お含みおき下さい。
また、本人の現住所が不明な為、実家宛で通知させて頂きました。
草々
最後に
内容証明郵便について、内容に法的拘束力が無いことはご注意下さい。
あくまでも相手に確実に通知したことを証明するものであって、内容証明で請求書を送ったからと言ってその通り払ってくれるとは限りません。
もしも内容証明を送っても相手がその通りに支払いをしてもらえない場合、早めに弁護士に相談するか、訴訟や調停等の申し立てを行いましょう。
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